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繁殖・子犬

子犬の社会化期について

子犬の社会化期について

子犬の社会化期は、その子の「世界の感じ方」の土台ができる時期です。怖がりすぎず、でも無防備すぎず——暮らしのなかで人と犬が一緒にいられる感覚を、少しずつ育てていくイメージです。

当犬舎では、だいたい生後3週ごろから16週ごろまでを、特に大切にしている時期として捉えています。文献や専門家によって幅の言い方は少し違いますが、ここではそのあたりを目安にしています。

社会化って、なにをする時期?

難しい訓練というより、「いろいろなことが、ふつうにある」と体で覚えていく時間です。人の声、家の音、匂い、床の感触、他の犬や動物、外の空気——その子がこれから暮らす世界の断片に、無理のない速さで触れていきます。

たくさん経験させればよい、という話でもありません。多すぎると疲れますし、少なすぎると世界が狭く感じやすい。その子の様子を見ながら、「少し新しいこと」を足していく感覚が大事だと思います。

生後3〜8週ごろ(犬舎での時間)

このころは、まだ母犬や兄弟と過ごす時間が中心です。兄弟同士でじゃれ合うことも、噛む力の加減や我慢の練習につながっていきます。

当犬舎では、少頭数で家族と同じ生活圏に近い形で育てています。掃除機や日常の生活音、人の出入りなど、「特別なイベント」ではなく、暮らしの一部として自然に触れることを大切にしています。

手足を触れられる、抱っこされる、名前を呼ばれる——人と関わる心地よさも、この時期の積み重ねです。

生後8〜16週ごろ(お迎え前後)

お迎えのタイミングはご家庭によって違いますが、このあたりは世界が一気に広がる時期でもあります。新しい家、新しい音、散歩コース、ご家族それぞれの声。

ここで焦って全部を詰め込まなくて大丈夫です。短い時間でも、「今日はこれを一つ」くらいで十分です。たとえば玄関の音に慣れる、車に少し乗る、他の人に会う、草地を歩く——その子が落ち着いて戻ってこられる範囲で。

ワクチンのスケジュールや外出の制限は獣医師の指示に従ってください。外に出られない時期でも、室内や庭、窓からの音や匂い、人との関わりでできることはたくさんあります。

サモエドだから、意識したいこと

サモエドは人好きで社交的な子が多い一方、体が大きく、抜け毛や暑さなど現実的な面も多い犬種です。社会化は「誰にでも飛びつく子にする」ことではなく、「いろいろな場面で落ち着いていられる土台」を作ること、だと考えています。

触られること、待たされること、静かに過ごすこと——かわいい時期にこそ、暮らしのリズムも一緒に育てていけると安心です。

当犬舎が心がけていること

一頭一頭に時間をかけられるよう、少頭数・計画繁殖を基本にしています。社会化も、チェックリストを埋める作業ではなく、毎日の生活のなかで様子を見ながら進めるものです。

お迎え後も、気になることがあればお気軽にご相談ください。完璧を目指すより、「今日のこの子は大丈夫そうか」を一緒に見ていける関係が、いちばん心強いと思っています。

さいごに

社会化期は、一生のうちでも特に柔らかい時期です。生後3週〜16週ごろを目安に、犬舎とご家庭でバトンをつなぎながら、その子らしいペースで世界を広げていけたら十分だと思います。

お迎えの流れやご予約については、お迎えまでの流れ繁殖予定もご覧ください。ご相談はお問い合わせフォームまたは公式LINEからどうぞ。